腎泌尿器科

  1. HOME
  2. 診療内容
  3. 腎泌尿器科

腎泌尿器科

腎臓は血液中の老廃物を濾過し尿を作ります。

腎臓で生成された尿は膀胱に貯留されて排泄されます。

腎臓が悪化したり、尿が排泄できなくなると体内の毒素の排泄が困難になります。

慢性腎臓病は不可逆的変化なので早期発見が重要となります。

特に7歳以上の中高齢の猫に多発します。

<こんな症状ありませんか>

・よく水を飲み、よく排尿をする

・尿の色が薄い

・元気がなく、毛並みが悪い

・嘔吐がある

・トイレに頻繁に行く

・トイレに行くが尿が少量しか出ない、まったく出ない

・血尿がある

 

<こんな検査をします>

・尿検査

・血液検査

・X線検査

・超音波検査

 

<代表的な疾患>

「慢性腎臓病(CKD)」

腎臓のネフロン(尿を濃縮する部分)が徐々に壊れていく病気です。

一部のネフロンが壊れると、その他のネフロンが代償的に働きますが、その結果1つあたりの負担が大きくなりさらにネフロンが壊れてしまいます。

腎臓は機能が約3割残っていればほとんど症状は出ません。

初期症状として多飲多尿が認められます。CKDは完治させることができない病気のため早期発見・早期治療がとても重要になります。

⭐️必要な検査

・尿検査

・血液検査

・X線検査

・超音波検査

⭐️治療法

・静脈点滴、皮下点滴(脱水を補正)

・食事療法

・内服薬:アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンⅡタイプⅠ受容体拮抗薬、リン吸着剤、活性炭など

 

「膀胱炎、膀胱結石」

膀胱に炎症が起こり、頻尿になります。

細菌感染や膀胱結石による膀胱粘膜の損傷が原因となることが多いです。

冬の時期や肥満の子は要注意です。

猫で多く認められます。

結石や炎症産物が尿道に詰まると尿道閉鎖症を起こしてしまいます。

⭐️必要な検査

・尿検査

・X線検査

・超音波検査

・尿結石分析

・尿培養検査

⭐️治療法

・内科治療:抗生剤、止血剤、消炎剤などの内服

・食事療法(尿石が原因となっている場合)

・尿道閉鎖の解除

・外科手術:膀胱切開術、会陰尿道廔など

 

「前立腺肥大」

前立腺は膀胱の後方で尿道を囲むように存在する副生殖器で、精液の重要成分を産生しています。

前立腺の病気で一番多いのは前立腺の肥大で、老齢(6歳以上)の未去勢犬によく発生します。

加齢性変化であるのか、炎症または腫瘍であるのか鑑別が必要です。

症状としては排尿障害(尿が出ない、痛みがある、血尿など)や排便障害(リボン状便、平たい便など)がみられます。

⭐️必要な検査

・直腸検査

・X線検査

・超音波検査

・細胞診、病理検査

⭐️治療法

・去勢手術

・ホルモン療法

・抗菌薬、消炎剤などの内服

・外科手術、抗がん剤(腫瘍の場合)

一覧に戻る

アクセス

住所 〒465-0088 愛知県名古屋市名東区名東本町175番

  • 名古屋市獣医師会夜間動物緊急診療所
  • どうぶつ健保対応医療機関アニコム損害保険株式会社
  • ipetアイペット対応動物病院
  • 各種クレジットカードがご利用いただけます