犬や猫の寿命の延長に伴って、歯や口腔内の健康維持は非常に大切な要素になってきました。
当院では診察時の口腔内検診をはじめ、デンタルケアの指導や麻酔下での歯石除去（超音波スケーリング）など、歯科に関しても幅広く対応しております。
口腔内のトラブルで気になることがございましたら、どうぞお問い合わせください。
＜こんな症状はありませんか？＞
- 口が臭う
- 歯がグラグラしている
- 唾液がよく出る
- 食べる時に口を痛がる
- 頬が腫れている
＜こんな検査をします＞
- 口腔内検査
- X線検査
- 血液検査
＜代表的な疾患＞
「歯周病」
犬や猫における歯周病は、歯垢中の歯周病関連細菌に対して起こる炎症性反応の結果引き起こされると言われています。
歯周病は歯肉の他に歯根膜やセメント質、歯槽骨の歯周囲組織まで炎症が波及することが多い疾患で、進行してしまうと完全に回復させることが困難になってしまいます。
歯周病は犬猫において発生率がとても高く、特に３歳以上の犬猫の多くは歯周病を生じていると言われています。
歯周病が進行すると根尖周囲病巣を引き起こし、皮膚へ瘻管を作り外歯瘻となったり、鼻腔と連続する口鼻瘻管に至るケースもあります。
⭐️必要な検査
- 口腔内検査
- X線検査
- 血液検査
⭐️治療法
- 歯垢歯石除去（スケーリング）
- 抜歯処置
「根尖周囲病巣と歯瘻」
根尖周囲病巣とは、歯髄に生じた炎症が歯髄全体に広がって歯髄壊死へと進行し、根尖部（歯根の先端）歯周組織に影響が生じた状態を指します。
根尖周囲の病巣から口腔粘膜や皮膚に向かって病巣を排出するための交通路ができることがあり、それを歯瘻と呼びます。
⭐️必要な検査
- 口腔内検査
- X線検査
- 細菌培養検査
⭐️治療法
- 抜歯処置
- 歯石除去
- 感染部位の除去（外科手術）
